フジロック2012 その3

 それでは最終日、3日目です。この日も同じ流れで温泉へ行って、同じように会場へは11時30分ころ入ったと思います。まずはレッドのJAPANDROIDS。2人編成ながら骨太のロックで、素直にかっこ良かったですね。終わるとグリーンへ移動してGALACTIC。もちろんバンドのファンキーな演奏も最高でしたが、何よりLIVING COLOURのボーカリスト、コリー・グローバーの存在感がハンパでなくて、会場を大いに盛り上げてくれました。すげー良かったです。
 次はレッドでHOWLER。YouYubeで視聴した感じはサーフ系の軽いバンドだなーと思ってたんですが、思ったよりも芯のあるロックバンドで曲もポップで良かったと思います。半分くらい見てグリーンへ移動してtoe。前日のSPECIAL OTHERSもそうでしたが、こういう日本のインストバンドがグリーンステージに出るのは素晴らしいなと思いました。熱いギターサウンドが印象的でしたね。


 その後は飯を食ったり少しグダグダして、またグリーンで今度は井上陽水です。大物感で会場はすごい盛り上がったし、「リバーサイドホテル」や「氷の世界」、「夢の中へ」のような有名曲をたくさんしてくれて嬉しかったすね。「少年時代」もフジのグリーンステージで聴くとまた一味違っていい感じでした。それと、フジロックという場所では、清志郎と共作した「帰れない二人」も感動的でしたね。
 終わりかけの頃に抜けてホワイトへ。FUCKED UPです。彼らがすげー面白くて、今回のちょっとしたサプライズでした。サウンド自体はかっこいいハードコアパンクなんですが、とにかくハゲデブのボーカルの人が勢いありまくりのチャーミングな人で、ずっと客席まで降りてきてたし、客の帽子を次から次へと被って笑わせてくれたり、花飾りを付けたりと最高に面白かったです。途中で近くまで行って激写しました。
 終わると今度はヘブンへと移動してDUMPSTAPHUNKです。けっこう新しいバンドのようですが、演ってる音楽はもうバリバリのファンキーなアメリカ南部のミュージックで、貫禄さえ感じましたね。かっこ良かったです。その後はコレが見たいってのも無かったので、少しずつ見ることにしました。まずはオレンジのNEW COOL COLLECTIVEを土手の上で少し。こちらもファンキーでかっこ良かったすね。その後はアヴァロンでONDA VAGAがリハーサルしてたのを1曲聴く。これは偶然です。その後ヘブンのTHE DIRTY DOZEN BRASS BANDを少し。これまたファンキーでかっこ良かったです。それからホワイトへと移動。次はREFUSEDです。ストイックでかっこいいハードコアパンクでしたが、前に見たFUCKED UPのインパクトが強すぎでそんなにインパクトは残らずでしたね。


 何曲か聴いた後でグリーンへと移動しました。激混みかなーと思って早めの移動。今年のトリはついにフジ初登場のRADIOHEAD。ステージのスクリーンとか演出がすごいかっこ良かったです。それと、最近のダンスミュージックに傾倒した曲はライブではすごい踊れてかっこいいし、これだけビッグなバンドになっても変わらずにエッジの効いた音楽を鳴らしているのはすごいなーと思いました。最近の曲は熱心に聴いてなかったので、なおさら新鮮味を感じましたね。ギャラガー兄弟がコンサートを見せてくれた感じなのに対して、彼らはやはり最先端のロックバンドだなと思いました。選曲は『Kid A』以降と言うか『The King Of Limbs』と『In Rainbows』からの曲が多くて、昔の曲は最後に演った「Paranoid Android」と「Karma Police」、それから「Planet Telex」くらいだったので、もう少し聴きたかった気もしますけども。個人的には本編のラストに演った「Idioteque」が1番テンション上がりました。
 終わるとけっこう満足感があったのと疲れがたまってたのかすぐに眠くなったので、この日はオアシスで何か食ったあとすぐにテントへ帰りました。
 ということで3日目のベストアクトはやっぱりのRADIOHEADということで。その他ではGALACTICとFUCKED UPも良かったです。