KAKKMADDAFAKKA / HEST

Hest

Hest

 最近は久しぶりに新しい音楽を掘り出そうという熱意が復活してきて、インディロックを中心にいろいろとYouTubeで聴きあさって発見したバンドです。ノルウェーのバンドのようで、変わった名前が印象的ですね。軽快なリズムと独特のメロディセンスが妙にクセになっていい感じです。ARCTIC MONKEYS以降と言うか、VAMPIRE WEEKEND以降はこういうフットワークの軽いバンドがけっこう出てきてる気がしますね。
 それでこのバンドの特徴は、ニューウェーブ調のメロディがとにかくポップで親しみやすい点と、コーラスを多用している点と、ピアノの音が印象的な点が挙げられます。すぐにメロディとか覚えてしまうし、やっぱりピアノとコーラスがいい味を出してますね。「Touching」なんて映像も込みでインパクトがありすぎで、一発で頭から離れなくなりましたよ。「ギャングになりたい」と歌う「Gangsta」も滑稽で悪ふざけ感があって面白いし、「Your Girl」や「Dro So」あたりのポップな曲は素直にいい歌です。
 9曲で30分とコンパクトなんで何回でも通して聴けるし、曲によってリードボーカルが違うので、ずっと聴いてても全然飽きないすね。ほんとに捨て曲なしのいいアルバムだと思います。これは見つけ物ですね。タイプの違う曲を何曲か載せときますが、どの曲もいいですよ。