THE STROKES / ANGLES

Angles

　ストロークスの5年振りの新作ということで、期待が大きかった分、賛否両論が出てるようですが、個人的にもまずまずかなーという感じです。というのも、曲によってかなり好き嫌いが分かれるからで、シングルになっている「Under Cover of Darkness」なんてほんとにみんながみんな待ち望んだストロークスの新曲って感じで、この曲は文句無く素晴らしいと思うワケですよ。
　ただ、アルバムを通して聴くと、レゲエのリズムが新鮮な1曲目の「Machu Picchu」とか、ニューウェイブ風の「Two Kinds of Happiness」、メロディがクセになる「Taken for a Fool」、ポップな「Gratisfaction」あたりがいいなーと思うくらいで、他の曲はあんまり印象に残らないんですよね。さらに言ってしまえば、4とか7、9あたりは聴いてて飛ばしてやろうかなと思うくらいで。そのへんが残念なところです。
　それにしても、「Under Cover of Darkness」はすげーいいすね。軽快なリズムといい、印象的なギターリフといい、メロディといい、彼らの魅力が凝縮した名曲だと思います。今年のベストソング候補。ライブでイントロが鳴り響いた瞬間から、すごい盛り上がりそうです。