THE STREETS / COMPUTERS AND BLUES

 このアルバムはすげーいいですよ。THE STREETS名義ではラスト作になるようですが、最後にこんないいアルバムを作りやがってという感じですね。世間的にも1stや2ndに匹敵する名盤(個人的には3rdも大好きなんですけど・・)という評判も出てるほどで、今作はほんとにいいアルバムだと思います。
 前作ではスピリチュアルで崇高な雰囲気をかもし出してましたが、今回はぐっとクラブ寄りのサウンドに戻ってて、今までのどのアルバムよりもビートが多彩で聴いててテンションが上がりますよね。すごいフックをもった印象的なサビなんかも、惜しみなくさらっと終わって次の曲が始まるような作り方で、曲数も多いんですが(14曲)一気に聴いてしまいますね。実際に3分程度の短い曲が多くなってます。
 さらには、MUSICのロブがゲストボーカルとして数曲に参加してて、これまたいい味を出してるワケですよ。哀愁のある感じが出てるワケですよ。とにかくこのアルバムすげーいいです。どの曲もいいんですが、特に2、3、7、8、9、11、13、14が好き。今年のベストアルバム候補。あえて難点を挙げれば、ボーナストラックは完全に蛇足。