フジロックレポ4


 それでは最終日(日曜日)です。ちなみに右の写真は、今回のフジロックで左足の紐を止める赤いやつがとれて、完全に壊れた靴です。(これを機に、会場で捨てて帰ってきました。フジへはいつもこの靴だったんで寂しいところですが・・。)
 この日は温泉も混むかなと思って、かなり早めに起きてバスで温泉へ行きましたが、そんなに混んでなくて肩透かしです。それで、いつも通りマッサージチェアと足つぼマッサージをした後、畳でゴロゴロすることにしました。快適。


 温泉でかなりゆっくりした後、10時半頃にテントへと帰ってきて、意外とASIAN KUNG-FU GENERATIONが楽しみなことに気付いて、急いで会場入りしました。オアシスで飯を買ってたら、1番聴きたかった「リライト」が橋のあたりで終わっちゃいましたが、「君という花」とか久しぶりに聴いてテンションが上がりましたね。それと、裏声で「フゥ、フゥ」という歌がすごい印象に残りました。(最近の曲かと思ってたんですが、帰ってきて調べると「アンダースタンド」という1stに入ってた曲でした。て言うかMDでも持ってたし。)全体的に爽やかでいい感じで、グリーン1発目はこういう爽やかでポップなのがいいすね。それと、思った以上に自分がアジカンが好きってのを再確認したんで、今度カラオケで歌うことにします。
 終盤で抜けてホワイトへ移動しました。MATT&KIMです。彼らのライブはほんとに素晴らしくて、すごく楽しそうにライブをするものだから、こっちまで楽しくなるっていうパターンでした。たった2人であんなにハッピーな空間を作り出すのはすごいですよね。マットがスピーカーの上によじ登ったり、キムも負けじとドラムの椅子の上に立って煽ったりと、会場を大いに沸かしてくれました。ほんとにいいアーティストですね。


 終わるとグリーンへと帰ってきてOCEAN COLOUR SCENEです。昔はけっこう好きだったんで、やっぱり初めてライブで見れて嬉しかったすね。最近の曲はよく分かりませんでしたが、「Hundred Mile High City」や「Profit In Peace」などのヒット曲を連発してくれて大満足です。ラストはやはり「The Day We Caught The Train」で、大声で「オーオーラーラ」と合唱しました。
 終わるとまたまたホワイトへと移動して難波章浩をチラ見。難波氏はキッズ達のいいお兄ちゃんという雰囲気で、MCの一言一言に観客が聞き入ってて、やはりハイスタってのは大きな存在だったんだなーなんて客観的に考えてたら、いきなり「Stay Gold」を演奏するもんだから、後ろの方にいた周りの観客が大急ぎで前方へ乗り込んで行ってて、すごい盛り上がりでしたね。


 終わるとちょっと時間が空いたので、ところ天国で天国バーガーを食って(※前日の日記の訂正。土曜日は天国バーガー食ってないすね。この日のこの時間でした。)、その後、グリーンへと帰ってきてVAMPIRE WEEKEND。正直に言うと、そんなに楽しみにしてたワケではなかったんですが、彼らのライブは予想以上に良かったです。CDではスカスカだったんで演奏もペラペラしてんのかと思いきや、あのアフロっぽいビートを完全にライブで再現してて、なんかすごいテンションが上がっちゃいました。CDまんまじゃんっていう意見も多かったようなんですが、個人的にはすごい良くて満足しましたね。
 その後、LCDまでゆっくりしようかと思ったんですが、せっかくなんでホワイトまで移動してFOALSを聴くことにしました。左の後方で座って聴いてたんですが、どうも彼らのライブって単調に聴こえるんですよね。雰囲気の似てる曲が多いし、途中で眠くなってきて、結局途中でアヴァロンへ飯を食いに移動しました。
 

 さて、次はLCD SOUDSYSTEMですよ。結論から言うと、これがほんとに見納めになるのかってほどに素晴らしいライブで、彼らのライブはいつも最高なんだってのを実感しました。新作からの曲は少なめで、中盤から後半は代表曲の連発でした。「Daft Punk Is Playing At My House」とか「Tribulations」なんてもちろん大盛り上がりだし、ラストは「Movement」から「Yeah」で締める流れで、すごい盛り上がりでテンションが上がりました。新作の「Dance Yrself Clean」とか「Home」も聴きたかったんですけど、まあ、この時間では短すぎるんですかね。2時間くらいがっつり見たかったくらいの感じですね。
 終わると急いでグリーンへ移動して、ATOMS FOR PEACE。やはり人がすごい多かったので、右の方の木のあるとこで座り込んで見ることにしました。スクリーンに映ったトム・ヨークは何故かヘアバンドにタンクトップという変な服装で、これはフリーに対するリスペクトの表れなんでしょうかね。演奏はやはりしっかりしてて、強力なリズム隊に支えられて、どちらかと言えば無機質な印象なトムの曲が、かなり肉感的になってるように感じましたね。それで、かなり時間を残して一旦バンドが引っ込んじゃったんでどうしたのかと思いきや、トムが1人で出てきて、ソロで数曲演奏したんですが、正直に言うと、このソロの場面が1番感動的で良かった気がしますね。レディオヘッドの曲をやったってのもあるんでしょうけど。


 最後の方で抜けて、急いでホワイトへIAN BROWNを見に行くことにしました。1曲目で前のサマソと同じように「I Wanna Be Adored」をやって、最後の方だけ少し見えました。ただし今回は新作も予習してるってことで、全体を通して前よりも楽しめましたね。新作からの「Stellify」と「Just Like You」も良かったし、ラストには大好きな「Fools Gold」をしてくれて、コレにはかなりテンションが上がりました。そのうち、ローゼズ再結成ライブなんてのも見てみたいすね。
 終わった後、オアシスへ戻って何か食ったんですが、たしかこの頃はかなりの雨で疲れてきました。その後、MASSIVE ATTACKをグリーンの右の方で横になって見てたらウトウトしちゃって、そのせいか体温が急に下がってきて、めちゃくちゃ寒くて厳しい状況でした。MASSIVE ATTACKも「Unfinished Sympathy」なんかはかすかに聴いた記憶がありますが、ほとんど印象に残らず仕舞いで残念でしたね。
 

 このままでは寒くてヤバイんで、最後のSCISSOR SISTERSは前へ行ってテンションを上げようってことで、15分前くらいから前方のモッシュエリアへと入って始まるのを待ちました。フジロックの最後の最後、スペシャルゲストとして登場した彼らは予想通りに最高にエンターテナーで、どの曲でも観客を大いに盛り上げてくれました。ボーカルのゲイの人が面白くて、衣装や動きやその全てで印象的でしたね。やはり去年のBASEMENT JAXXと同様に、ラストはこういうアゲアゲでお祭り騒ぎ的なバンドがいいすね。最後は大満足のライブでした。
 結局このライブで満足したのと、大雨が降ってて疲れもピークだったんで、レッドとかパレスにも寄らずにテントに帰ることにしました。こんな感じで、今年のフジは終了です。


 てことで最終日のベストアクトは1番楽しませてくれたSCISSOR SISTERSLCD SOUDSYSTEMということで。VAMPIRE WEEKENDとMATT&KIMもすごい良かったすね。全体の感想は次に分けて書くことにします。