フジロック'09レポ その3 2日目

2日目、土曜日のレポです。この日は前日と変わって朝から晴れてていい感じ。けど晴れるとテントの中が暑くてあんまり眠れないっていうパターンなんですよね。早めに起きて雨具とかマットとか寝袋を太陽で乾かしました。この日もバスで田代まで行って温泉、マッサージチェアという流れです。この日からは温泉も混んでて、早起きが大事ってのを実感しましたね。



【SEUN KUTI & EGYPT 80@グリーンステージ】
この日はけっこう温泉でぐだぐだしたこともあって昼過ぎに会場入りしました。まずはグリーンのSEUN KUTI。アフリカンというか黒人のリズム感ってすげーなーと思いました。特に驚いたのがダンサーの女性の尻の揺れ方で、あんなに尻って揺れるのかってのを始めて知りましたよ。すごいファンキーでダンサブルなライブでした。ただこの時間帯はすげー暑くて疲れました。



【Eli "Paperboy" Reed & The True Loves@オレンジコート】
当初は急いでオレンジへ移動してINSPECTOR CLUZOを見る予定だったんですけど、前夜祭で見えたんでボチボチと行くことにしました。てことで飯を食ったりした後でオレンジへとやってきて、Eli "Paperboy" Reed。これがまた最高のライブでしたよ。イーライ君がこれでもかとシャウトしまくって、サックスとかトランペットの管楽器もそれに乗っかってノリノリのライブを聴かせてくれましたね。今年のベストボーカリスト決定。バラードも含めて歌心のある熱いライブでした。



【THE AGGROLITES@フィールドオブヘブン】
Eli "Paperboy" Reedが終わってヘブンへと移動してAGGROLITESを座って。思った以上にゆるいスカでいい感じでしたね。合唱ぽいところでは、知らない曲でも調子に乗って歌ってみたり。なかなかにポップでした。



BEN HARPER AND RELENTLESS7@グリーンステージ】
AGGROLITESの終盤で抜けてレッドのトラキャンを見に行こうと移動してたんですけど、途中でハイジカレーが丁度すぐ食える状況だったんで即決してカレーを食うことにしました。けど去年ほど美味しく感じませんでしたね・・。残念。で、その後迷ったあげくトラキャンをあきらめてホワイトでMELVISを2〜3曲チラ見。これはなかなかかっこ良かったです。
その後グリーンへと移動してBEN HARPERですよ。正直言うと彼の曲の中でもソウルフルで繊細な曲が好きだったりするので、今回のアルバムのロックモードを聴く限りでそんなには期待してなかったんですけど、けっこう前から好きってのもあってテンションが上がりました。やっぱりかっこいいんですよね。そんな中でも歌い上げる系の「Fly One Time」と、グルーヴィーな「Boots Like These」が良かったすね。



ZAZEN BOYS@ホワイトステージ】
BEN HARPERを途中で抜けるつもりもがっつり見ちゃって、ザゼンは後半しか見えませんでした。けど、ザゼンのライブはやっぱり相変わらずにかっこ良くて、それはフジだろうと変わりは無くて、「I Don't Wanna Be With You」〜「Asobi」と続けたラスト2曲は、これまで見た彼らのどのライブにも増してダンスっぽく変化してて、進化してて、いろんな意味でどんどんエスカレートしてる気がしましたね。彼らの唯一無二感ってのはやっぱり魅力的で、次のアルバムとかもどういうのが出るのか楽しみなバンドであります。



忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns@グリーンステージ】
ザゼンが終わって急いでグリーンへと帰ってきました。忌野清志郎の追悼ライブ。今年のフジを振り返ると、やっぱりこのライブが1つのハイライトだったんじゃないかと思います。
けっこういろんな人が出てきてそれぞれ興奮したり感動したんですが、1番泣きそうになったのは映像で清志郎が出てきて「JUMP」をやったときで、一瞬彼がここに帰ってきたような気がして、でもステージを見ると清志郎だけがそこにいなくて、あぁやっぱり彼はもういないんだと思い知らされて寂しくなりました。けどこの「JUMP」って曲は僕が大好きな曲で、テンションが上がったのか、寂しくなったのか、なんかよく分からない感情が大きくなって胸が熱くなりました。
ゲストも豪華だったんですけど、中でも感動的だったのはトータス松本が歌った「Baby何もかも」でした。すげー熱くて、見てて込み上げてきましたね。もちろんチャボも感動的だったし、ヒロトマーシーも良かったし、最初に出てきた泉谷しげるもなんか良かったです。最後は「雨上がりの夜空に」を全員でやって、僕はグリーンステージで今まで聴いたことがないくらいの大合唱の中にいました。僕も大声で歌いました。それが彼への追悼になると思って、精一杯歌いました。ご冥福をお祈りします。天国でも笑顔でロックンロールをやってて欲しいです。



PUBLIC ENEMY@ホワイトステージ】
清志郎のライブを途中で抜けてBAD BRAINSを見に行くつもりが、完全に夢中になっちゃってBAD BRAINSは全然見えませんでした。けど後悔はしてませんよ。てことで時間が空いたんでオレンジまで行ってソイルをチラ見。疲れてたんで座って見ようかと思ったんですけど、この前に雨が降ったんで足元泥んこで座れないし、結局バーで焼酎のロックを頼んで、飲みながらホワイトのほうへ帰ってくることにしました。途中、アヴァロンの近くでRafvenがやってる楽しそうな音を聴きながら焼酎とぐるぐるウィンナーで休憩して、PEが始まるのを待ちました。
ちょっと移動して、アヴァロンとホワイトの間の坂道の芝生で座って待ってて、始まった!と思ったら全然違うMCの声で肩透かし。てことでそこで座ったまま聴いてたら急に来ましたよ、「BRING THE NOISE」。やっぱりテンションが上がって急いでステージへとダッシュしました。その後はどうも2ndの曲を全部やるってライブだったようで、あのあたりの有名な曲は聴けたんで満足したんですけど、やっぱりフレイヴァーがいないってことの物足りない感と、疲れで急激に眠気が襲ってきて、途中で後ろへ下がって座って聴くことにしました。最後にやたらCDとかサイトの広告をしてたのが面白かったすね。アーイ!ってのが耳に残りましたよ。



終わってレッドのほうへ戻ってきたんですけど、焼酎が効いたのかめちゃくちゃ眠かったんでこの日はすぐにテントに帰ることにしました。この日のベストアクトはやっぱり忌野清志郎ですかね。次いでEli "Paparboy"Reed。それにしてもこの日は最後のほうくたくたでした。