BEN KWELLER / CHANGING HORSES

Changing Horses (Dig)

Changing Horses (Dig)

BEN KWELLERの待望の新作は、カントリー風味を前面に押し出したレイドバックなアルバムとなりました。中には今までの彼らしい美しいメロディの曲もあるし、完全にカントリーってわけでもないんですけども。印象はまあ悪いことはないけど、かと言ってめっちゃいいってこともないし、それなりにいいって感じでしょうかね。いかんせん彼への期待ってのが高い分、こういうアルバムはとりあえずミニアルバム的なノリで、そろそろMATTHEW SWEETの『GIRLFRIEND』のようなギターポップの金字塔的な名盤を作って欲しいわけですよ。
てのはひとまず置いといて、「Old Hat」とか「Hurtin' You」、「On Her Own」あたりは実はけっこうないい曲で、「Old Hat」あたりはマシューの「Winona」を思い起こさせたりしますね。「Fight」はかなりポップでアクセントになってるし、ビートルズ(と言うかポール・マッカートニー)っぽい「Sawdust Man」もなかなかだし、期待を吟味しないならいいアルバムなんじゃないかと思います。「Fight」とこの前偶然見つけたスマパンのカバーをのせときます。