サマソニ'07@大阪舞洲その1

それではサマソニのレポ第一弾を始めたいと思います。今年はメモを全く取ってなかったんで、細かくは忘れ気味なんですけども、思い出しつつ。
初日はまずTHE DRAYTONESから見ようかということで、会場に11時に着くように出発。シャトルバスとかリストバンドの引き換えにある程度時間がかかるかなーってことで、それも考えつつの桜島駅に10時に行く予定も、ぐだぐだしちゃって結局やや遅れの10時半頃に到着。すると、ここでびっくりのシャトルバス超待ち。長待ち。かなりの距離を歩かされて早くも疲れてくるし、予想以上の混みようでゲンナリしてきました。11時に着くなんて到底無理で、けっこうお目当てのTILLY AND THE WALLSにも間に合わないんじゃねーのって気がしてきてイライラしてたんですが、会場には12時頃着いて何とかセーフ。リストバンド引き換えした後、ダッシュしてソニックステージへと向かいました。
ソニックステージはアリーナタイプで、何と言っても室内ってことでクーラーが効いてて気持ちいいっすね。(ここの2階のイス席は、会場内でも一番の快適ポイント。快眠できます。)けっこう空いてたんで、柵近くの前よりをキープしました。で今年のサマソニ一発目TILLY AND THE WALLなんですけど、後から考えるとこの日のベストアクトかも。ドラムを使わずにタップでリズムを取るっていうユニークなステージで、メロディもポップだし、すげー楽しめるライブだったと思います。手拍子を促したり、掛け合いをさせたり、本人たちも楽しむってタイプのライブで、盛り上げ方もいい感じで好感が持てました。「Sing Songs Along」とかやっぱりいい曲で、印象に残ってますね。
終わってからどうするよってことで会場内をブラブラすることに。マキシマムザホルモンが演奏中のパークステージ近くをぶらぶらして、オアシスでビールを購入。ビールでやはりテンション上がり。ホルモンもやっぱりそこそこ好きなんすよねー。その後ソニックステージへ戻ってTHE POLYPHONIC SPREEをちら見。予想通りの大所帯ライブで壮大なステージでした。けどビールの影響もあって気分的にバッキバキなダンスミュージックを欲してきて、2〜3曲聴いた後、すぐダンスステージへと移動しました。
今年初のダンスステージ。ここはテントタイプのステージなんですけど、一番のマイナス点は中が明るすぎ!ダンスステージって言うなら中は真っ暗でミラーボールでしょ。もう一つは微妙に暑い!クーラーを効かしてはいるものの、テントが日光を通すもんだから、冷やしきれてないんすよね。いるだけなら良くても、踊りだしたらすぐ汗だくですよ。このへんは改善の余地あり。
でそのダンスステージ一発目は【GOOSE】のライブ。これがまさしく、「見ろよこのライブ、バッキバキやぞ、バッキバキやぞ、ゾックゾクするやろ」。キーボードを多用した今一番いいとこどりのダンスよりなロックって感じで、ベタだろうが、流行に乗っかっちゃった感ってのとか、どうでもいいっすよ。楽しきゃアリってな感じで、実際個人的にもこの日一番気分が上がりました。やや一本調子な感もあったんですが、大満足ですね。そのうちCDを買っちゃおうかと思います。
終わったあと次のHOT CHIPを見るまでの間に何か喰おうかってことで、近くのオアシスへ。ここでタイ人のしてる屋台を選択したんですけど、この選択が大失敗。10人〜15人の列(×3)だったんで10分くらいで喰えるかと思いきや、①注文をとる人がたったの一人(他の人は日本語が微妙、この人が何かしてると注文が全然進まねーでやんの)。②注文をとる順番が微妙に適当。③一つ一つ出てくるのが異様に遅い。④ごはんが無いって言ったすぐ後に作り置きが出てくる。もう無茶苦茶っす。結局30分以上待たされて、完全にHOT CHIPとか見に行く状況じゃなくなりましたよ。マジ最悪。
というワケで予定を一つ飛ばして、次はソニックステージのBRIGHT EYESへ。個人的には、すげーしっとりした曲よりもポップよりな方が好きなんで、新しいアルバムの「Four Winds」とかやっぱり好きだなーと思いました。あと、「First Day Of My Life」(YouTubeで曲名確認)とかギターな曲うんぬんって言って始めた曲も良くて、このあたりの流れが個人的には良かったですね。全体的にはまずまず満足っていう感じでした。欲を言えば「Let's Not Shit Ourselves」が聴きたかったっす。
終わった後はまた特に予定が無かったんで、ブラブラしようってことで今度はスカイステージへ行ってみました。ここは二番目のステージのくせにやたら広くて、しかも海風で意外と涼しいしなかなかでしたね。ただ、音が小さすぎで、風にのってふわふわしてたのが残念です。
見たのはMOTORHEAD。メタルうんぬんってより、ロックンロールってな印象ですよね。見た目すげーおっさんなのに、若いもんには負けんって気概が十分に感じられて、なかなかナイスでした。後ろのほうでカキ氷を喰いながらまったり観賞。ただ、この氷かたすぎ。
喰い終わったらステージを後にして、今年初めてのオーシャンステージへ。そのときはMANIC STREET PREACHERSで、やや懐メロチックなグッドミュージックを聴かせてくれました。やっぱり知ってる曲がかかるとテンションも上がりますよ。「Mototcycle Emptiness」(多分)とか聴けた(あとで聴いたかも)んで満足して、その後広いほうのオアシスへ。ここはあのファッキンタイ人がしてた屋台のあるオアシスと比べて、規模も大きいし、店も多くてとりあえず良かったっす。で今度はケバブカレーを注文するも、これカレーかよと。肉とカレー味の付いたライスじゃんかよと。量も少ないし、またしても飯にたいしての不満。やっぱりこのへんがフジと比べると弱いところですよね。飯の充実は大事ですよ。まあ、そうこう言いながら、オーシャンでのマニックスの曲を遠くに聴きながらしばし休憩。
その後もたいして予定が無かったんで、ソニクステージの2階で休憩も兼ねて【THE CORNELIUS GROUP】。最近のライブはすげー評判がいいってことで、やはりその通りかっこいいライブでした。ステージ前に幕を張って照明で照らしたり、途中でぱっと幕が開いて登場したり、その後も凝った演出で楽しませてくれました。まあ、音楽自体が好きかどうかって言われれば微妙なんですけど、かっこいいとは思いましたね。日本代表としてこれからもがんばって欲しいっす。
で2〜3曲聴いた後、オーシャンステージへ。この日の自分内トリTHE OFFSPRINGですよ。まあ、正直最近は積極的に聴いてた方では無いんですけど、『Americana』が出たころまではほんとに大好きだったバンド。見る前はモッシュに巻き込まれるのが嫌だから後ろの方で見ようかなーなんて思ってたんですけど、この日はここまでそんなにライブを見てなかったんで、行けるところまで前へ行ってしまえと。1曲目に「Staring At The Sun」なんて選曲をするもんだから、気分が上がっちゃってPA横あたりまで進入しました。ここまで来たらモッシュとかでヤバイかもなんて思ってたら意外や意外、それほどでも無くて、周りが思った以上に掛け声とか言わないんでやや肩透かし。何かもっと会場全体を巻き込んだスタジアムパンク的なライブを予想してたんで、ちょっと盛り上がりが悪いって言うか、ライブ慣れしてない人が多いのかなっていう印象を受けました。例えば「What Happened To You?」のヘイ!とか、「All I Want」のヤーヤーヤーヤーヤー!なんて掛け声が予想以上の少なさでがっかりでしたね。まあ、曲によってはすげー盛り上がった曲もあって、「Pretty Fly」なんかは予想通り大盛り上がりだったし、個人的にも「Original Prankster」とか「One Fine Day」とか「The Kids Aren't Alright」とかってあげればキリが無いんですけど、それぞれの曲にはテンションが上がりました。「Bad Habit」とか「Mota」なんてすげー久しぶりに聴いて、懐かしい感で嬉しかったすね。アンコールのXトレイルのCMの曲(あんまり好きじゃない)の盛り上がり方を考えると、若いファンが多かったんすかね。そういう結論で。それと、バンドの人自体もちょっとあっさりしすぎな感があって、MCとかほとんどしないし、もっと煽ってくれたらって気もしました。比較しても仕方無いんでしょうけど、GREEN DAYのあのエンターテインぶりを考えると、寂しいっすよね。まあ、それぞれのバンドのスタンスってのもあるんでしょうけど。
結局アンコールまでがっつり見た後でオーシャンステージへ移動してARCTIC MONKEYSを見ました。思ってた以上に演奏も良かったし、まずまず良かったんじゃないかと思います。「When The Sun Goes Down」に一番テンションが上がりました。最後はアンコールも無く、終わると同時に花火が上がって、すぐに終了って感じであっけない感はありましたね。
帰りはまたしてもシャトルバスの長時間待ち&砂埃の嵐。疲れでぐったりだし、とりあえずのこの日の印象は不完全燃焼って感じすかね。ベストアクトはTILLY AND THE WALLとGOOSE。メイン前あたりでもっと被るくらい見たいのが無いと、こんなにぐだぐだになっちゃうてのを実感しました。やっぱりサマソニはフェスっていう雰囲気というより、ライブが第一なんで、見たいア−ティストが無いときはキツいすね。という感じで。続きはまた明日。我ながら長文ですね。