THE GOOD,THE BAD & THE QUEEN

Good the Bad & The Queen

Good the Bad & The Queen

ブラーのデーモン*1と元クラッシュのポール・シムノンなどが組んだバンドを、デンジャー・マウスがプロデュースしたアルバム。その豪華メンツに反して出来上がった作品は、一言で言ったら「地味」なんですよね。ただ地味なんですけど、味があります。渋いアルバムです。アダルト・オリエンテッド・ミュージックとでも呼びましょうか。
デーモンのメロディセンスが相変わらず冴え渡ってて、『Think Tank』とかマリのミュージシャンと作ったアルバム(未聴)の延長線上にあるんでしょうかねー。『13』の後半でのダルい空気感で、『Sandinista』の曲をデーモン流にアレンジして演奏した感じです。古き良き音楽っていう印象を感じさせつつも、サウンドでは新しさも感じられて*2、そのへんが面白い内容になってると思います。
今のところは「80's Life」とか「Northern Whale」、「Herculean」、「Three Changes」が気に入ってます。聴けば聴くほど味が出るアルバムかもしれないすね。
まるでオールディーズのような「80's Life」のライブ映像。

*1:今ではゴリラズのデーモンって言った方が馴染みがある人もいるんですかね?

*2:この辺りはデンジャー・マウスの手腕なんでしょうか。