CLAP YOUR HANDS SAY YEAH/SOME LOUD THUNDER

Some Loud Thunder

Some Loud Thunder

CLAP YOUR HANDS SAY YEAHの待望のニューアルバム。一気に注目を浴びた1stアルバムの次作ってことで、気負いとか無いかなって心配してたんですが、そんなことなくて、前作にも増してヘナヘナなポップスを聴かせてくれます。デイヴ・フリッドマンをプロデュースに迎えてるんですが、それと言って大きく音に影響が出てるのは1曲目の「Some Loud Thunder」くらいで、音に関してはそれほど前作と違いは出てないっすね。
逆に気になったのが、曲のイメージが前作とはやや違ってて、前作の「Is This Home On Ice」あたりのテンションを期待すると肩透かしを受けるかもしれません。アッパーなのは「Satan Said Dance」くらいで、あとは彼ら独特のセンスのゆるい曲が多めなんで、正直言うと聴いててテンションが上がるのは圧倒的に前作なんですよねー。しかし、悪いワケでは無いんですよ。て言うかすげーいいんですよ。コレは前作とはまたちょっと別物として聴いた方がいいかもしれないすね。それだけ幅を持ったバンドだと思います。
サウンドが新鮮な「Some Loud Thunder」から始まり(最初聴いたときはびっくりしました)、「Emily Jean Stock」、「Mama,Won't〜」の頭3曲はいいっすね。それと「Upon Encountering〜」、「Yankee Go Home」からラストまでの3曲が気に入ってます。結局「Satan Said Dance」が浮いてるような気もしますね。味があるアルバムです。いいアルバムです。次作では逆にアッパーなアルバムを作って欲しいです。

このアルバムの曲はほとんどYouTubeにのってないですねー。一つだけ発見した「Mama, Won't You〜」のライブ映像。