TOOTS AND THE MAYTALS/TRUE LOVE

トゥルー・ラヴ
これ、すげー良かったです。名前くらいしか知らなかったんですが、どうも「レゲエ」って言葉を広めて浸透させたくらい古株で、レゲエ界のゴッドファーザーだそうです。このアルバムは自身の曲をセルフカバーして様々なゲストとデュエットした作品なんですが、何と言ってもそのゲスト陣に度肝を抜かれます。レゲエ畑からのバニー・ウェイラーやシャギーだけでなく、クラプトンやジェフ・ベックブーツィー・コリンズに何とストーンズキース・リチャーズまで参加してます。すげーですね。楽曲的にも、クラッシュがカバーしてた「Pressure Drop」とかスペシャルズがカバーしてた「Monkey Man」もどうも彼の作品のようで、初めて知りましたね。とにかく、どの曲もポップなメロディで親しみやすいし、彼の声が渋くていい感じです。どの曲もいいんですが、あえて挙げるならM3「Pressure Drop」、ダンスホール調のM5「Bam Bam」、ブーツィーの声が気持ちいいM9「Funky Kingston」、最高に楽しい雰囲気をかもし出してるテリー・ホールとスカタライツ参加のスカM11「Never Grow Old」、そして極め付けがベン・ハーパー参加のM13「Love Gonna Walk Out On Me」ですよ。この曲超いい曲ですよ。まあ、個人的にベン・ハーパーが大好きってのを差し引いても、最高にソウルフルで、最高にチルアウト出来る超いい曲です。やっぱりベン・ハーパー最高っす。