エレファント

アメリカで起こった銃乱射事件を題材にした映画です。何かこの事件のあと日本でも少年犯罪が増えたり、世界的にもテロが起こったりと、情勢が不安定になったような記憶があります。けっこう象徴的な事件だったんじゃないかと思います。映画の方はどうもカンヌでパルムドールを獲ったみたいで、評価されてるようです。
事件当日の高校生たちを淡々と描いてるのが特徴的でしたね。日常をいろんな角度から撮り、これから起こる悲惨な事件を思うとなかなか緊迫感があります。すごく静かな映画で、「エリーゼのために」が印象的でした。
個人的に好きか嫌いかで言うと、微妙でしたね。いい映画なんでしょうか。あんまりこう、興奮はしませんでした。短いし、あっという間に終わっちゃった感じです。映画を観るというより、何か美術館で写真を見てるようなイメージでしたね。絵的には色が鮮やかで、すごく奇麗な映画でした。