ハンバートハンバート×COOL WISE MAN / ハンバート・ワイズマン!

ハンバート・ワイズマン!
 今年のフジのヘブンでもコラボした彼らのミニアルバムです。ハンバートハンバートの持つ温かくて和やかな雰囲気とCOOL WISE MANの古き良きスカが絶妙にマッチしてますね。特に1曲目の「おなじ話」が白眉で、すげーいい歌です。心地よくて、和みますね。他の曲もいい感じなんで、フルアルバムが聴きたくなりますね。



ONDA VAGA / MOSHI MOSHI (BEST ALBUM FOR JAPAN)

BEST ALBUM FOR JAPAN
 今年のフジのMVPと言ってもいい程の活躍ONDA VAGAの日本独自ベストアルバムです。会場でもかなり売れてたみたいすね。前夜祭ライブでも1発目に演奏してた1曲目「オンダ・バガのテーマ」から全17曲、軽快なリズムにポップなメロディで聴いてて気分がウキウキしますね。彼らの音楽はコテコテのラテンミュージックじゃないのが逆に良くて、そこはアコースティックギターの「軽さ」をうまく生かしてると思いますね。「楽園へ行こう」が特に好き。他には「マンベアードという男」や「カルタヘナ」、「Jovens」あたり。フジの映像がちらほらあったので載せときます。やっぱり彼らの魅力はライブですね。



JAPANDROIDS / CELEBRATION ROCK

Celebration Rock

Celebration Rock

 フジで朝一から熱いライブを見せてくれたJAPANDROIDSです。ギターとドラムだけのシンプルな構成ですが、分厚いロックを聴かせてくれます。アルバムを通してやや一般調子の感じもありますが、曲単位では素直にかっこいいなーと思います。8曲というボリュームは丁度いいですね。これ以上長いとちょっとキツいかもです。中では「The House That Heaven Built」が好きですね。フジでも印象に残りました。



DJANGO DJANGO / DJANGO DJANGO

Django Django

Django Django

 フジでのライブは思ったほどテンションが上がりませんでしたが、CDで聴くとすげーかっこいいんですよね。一味変わったビートにやや懐かしい雰囲気のポップミュージックが乗っかってきて、そのバランス感が逆に新鮮で面白いですよね。頭から聴いてると3曲目「Default」の始まるところなんかめっちゃテンションが上がりますね。その後も独特のポップセンスを発揮してて、これは聴いてて飽きないですね。古くて新しい音。面白くていいアルバムだと思います。



DUMPSTAPHUNK / Everybody Want Sum

Everybody Want Sum

Everybody Want Sum

 フジのヘブンへ出演したDUMPSTAPHUNKです。モロにアメリカ南部ミュージックという感じのバンドですね。基本的にはファンクなんですけど、十分にロックファンにもアピールできるアルバムだと思います。初期レッチリやフィッシュボーンあたりが好きな人にもいけるんじゃないでしょうかね。当たり前でしょうけど、このあたりのミクスチャーバンドと比べると格段に演奏がしっかりしてるし、グルーヴ感はハンパじゃないですね。超かっこいいです。フジの映像があったので載せときます。



FUCKED UP / DAVID COMES TO LIFE

David Comes to Life

David Comes to Life

 フジのライブがあまりにも衝撃的だったので、帰ってきて買っちゃいましたよ。FUCKED UPが昨年発表した3rdアルバムのようです。一言で言うと「大げさ」ですかね。とにかくアルバムが長い(77分!)ので、アルバムを通して聴くのはほぼ無理ですよ。この大げさ感が彼らの魅力かもしれませんが。ただ、曲単位で聴くとけっこういいですよね。ライブでは勢いがありすぎでメロディラインが壊れることもありましたが、メロディもしっかりしてるし、女性コーラスがまたいい味を出してます。音楽誌でも軒並み高評価のようだし、いいバンドだと思います。まあ彼らの魅力はやはりライブなんでしょうけど。また見たいすね。



フジロック2012 その4

 帰りの足取りとまとめなど。朝は9時か10時に起きて、場外ショップのとこでピザを食べる。毎年このピザをフジの締めにしてますが、これはめっちゃ旨いですね。それから、みつまたの駐車場に帰るところで大憤慨。帰りのシャトルバスは駅へ行くのと同じ列に並べってことで、これはどう考えてもおかしいですよ。田代とかみつまたの駐車場はあくまでも会場の駐車場なんだから、会場から駐車場のバスは別に確保するべきですよ。そうか、場内1とか場内2とか場所によって値段を変えるとか、買うときに早い者勝ちとかにして、ここの駐車場しか残ってないですよと分かるようにすべきです。
 そんなこんなでシャトルバス待ちに1時間か2時間くらい待たされました。最悪。しかもやっと待って乗れたと思ったら、バスにみんな座って乗ってて座席分しか乗せないもんだから、ガラガラで乗せてるワケですよ。2時間も待ってるんだから立たせて詰め込ませるべきでしょ。アホかと。最後の最後で気分サイアクです。しかもしかも最後の最後で大雨降ってくるしね。


 駐車場からM田を新幹線の駅まで乗せていって、帰りは一人ですよ。これまためっちゃしんどくて、休み休み走ってたら帰るのが夜中から早朝になりそうな勢いだったので、これはもう無理ってことで火曜日も休みを取ることにして何とか了承を得て、もう一泊(仮眠)して、結局家に帰ってきたのは火曜日の昼前でした。帰ってからその日はずっと家で寝てて、やっぱり一人で運転ってのはかなりキツイすね。


 ということで今年のまとめ。今年はほんとうに天気が良くて、良すぎるくらいでした。月曜日の最後の最後以外はカッパも使わなかったし、昼間は暑すぎて疲れましたね。
 行く前の予想では人大杉かと思いましたが、奥のほうとか思ったよりも混んでませんでした。ホワイトのTHE VERY BESTなんてフジで今まで見たライブの中でも1番空いてたくらいの感じでしたね。グリーンもレディへとか陽水のときはさすがに混んでましたが、これも思ったほどでは無くて、レッチリが出てた年のほうがストレスが多かった印象です。それと今年は雨が降らずに足場が良かったので、けっこう座ったり寝転んでライブを見えたのが良かったですね。
 今年は今までライブを見たことのなかったパレステントやカフェドパリスでも楽しめたし、夜中まで楽しめるコツをつかんできた気がします。来年以降は思い切って昼間もうちょっとゆっくりすれば、もっと夜中まで楽しめる予感がします。


 3日間を通してのベストアクトはSPECIALSにします。単純に1番楽しかったです。次点でTHE STONE ROSESRADIOHEAD。それからONDA VAGA、THE VERY BEST、CHE SUDAKA、FUCKED UPあたりですかね。やっぱりスカとかリズム系のバンドは間違いがないですね。
 とか言いながら、昼間とかそんなに見たいのが無い時間も多かったので、来年以降はトリクラスはそんなに大物でなくてもいいので、昼間とかトリ前あたりを充実させてほしいところです。希望としては、毎年言ってますがBLURとレイジを挙げときます。それから、ARCADE FIREをぜひグリーンで見たいです。そうか、今年FUCKD UPが良かったので、パンクバンドもやっぱりアリですよね。懐かしい枠でDAMNEDあたりどうでしょう。DICKIESとか。ぜひお願いします。
 こんなところで今年のフジロックのレポ終わり。今年も楽しかったです。来年も行けたら行きます。