THE HIVES / LEX HIVES

Lex Hives

Lex Hives

 「今も活動してるバンドで、世界で一番好きなバンドは?」と聞かれて、まず初めに思い付くのがハイヴスだったりします。彼らの2007年以来となる久しぶりの新作(5年振り!)。前作では大胆にヒップホップを取り入れてましたが、今作はわりとシンプルな作りで、曲数も12曲、アルバムの長さも30分くらいで、一気に聴かせてくれますね。
 アルバム作成に時間をかけたことが影響してるのか、丁寧に作り込んでる印象を受けます。コーラスを多用したり、サックスを使ったりしてるのが特徴ですかね。 前作や、特に前々作と比べると勢いが無くなってきた感はありますが(「Come On!」と「Abra Cadaver」を聴き比べると顕著ですね..)、その分、逆にメロディが立ってるし、曲作りはやっぱり上手いなーと思います。
 最近は歌い上げる系の曲がいい感じで、今作では「Wait A Minute」がすげーいいすね。この曲が今のところ一番好き。シングルの「Go Right Ahead」や「Take Back The Toys」、「My Time Is Coming」あたりも若干リズムを落として、メロディを重視してる印象です。もちろんこれまでの彼らのスタイルを引き継いだ「1000 Answers」とか「Patrolling Days」、「These Spectacles〜」、「If I Had A Cest」あたりの速い曲も好きなんですが。まぁ、とりあえずこのアルバムも最高ですよ。ライブ見たいです。ダハーイヴス、ダハーイヴス言いたいすね。