ARCADE FIRE / Suburbs

The Suburbs

The Suburbs

 ついに英米でチャート1位を獲ってしまったARCADE FIREの3rdアルバムです。前作がスピリチュアルで崇高な雰囲気だったのに対して、このアルバムではよりポップになって、音がクリアになった感じがしますね。メロディは相変わらず胸に残るものが多くて、彼ら独自のポップセンスがいかんなく発揮されてます。
 まずは冒頭の3曲「The Suburbs」、「Ready To Start」、「Modern Man」がとりあえず良くて、アルバムの中でもポップな曲を頭に持ってくることで、このアルバムへと引き込まれるんですよね。それで中盤から後半には壮大で感動的な曲を持ってきて、ラスト前の「Sprawl 2」まで映画を見るかのように一気に聴かせられるような印象です。1枚のアルバムとしてここまで統一感があって、感動的な大作(16曲)というのもなかなか無いですよ。最初から最後までほぼ完璧なアルバム。ほんとにいいアルバムです。これは売れますよね。いいですもんね。