監督・ばんざい！

何なんですかねー。すげー変な映画だと思います。インタビューを見てややなるほどと思った部分もあるんですが、とりあえずもう滅茶苦茶にやっちゃってますよね。個人的には、やはりこの人は映画人としてのプライドと言うか、驕りと言うか、自我がすげー強いんだと思いました。最初らへんの短編集で、ことごとくありきたりな映画に対しての批判をぶちまけときながらも、そういうものを作って見せることで、自分自身をもバカにしてるのか、それとも逆説的に自分の個性を描いてるのか、何かよく分かんないすね。そういう、「よく分かんない」っていうを目的に作ってる気もするし、結論としてやっぱりよく分かんないっていう感じです。それと、やたらギャグっぽいシーンがあるんですが、テンポが悪くて全然笑えませんね。これも狙って面白くないものを撮ってるのか、結局はよく分かりませんけど。