MURPHY'S LAW@松山サロンキティ

昨日、松山まで出向いてニューヨーク・ハードコア(NYHC)の重鎮、MURPHY'S LAWのライブを見に行ってきました。彼らは80年代NYHCの代表格だったにも関わらず、周りのバンドたちがメタルとのクロスオーバーなんて風にヘビーな方向へと進んでいったのに対して、スカを取り入れたり、ホーンセクションを大幅に取り入れてファンクアルバムを作ったりと何でもありの方向性を持ったバンドでした。つまり、ハードコアと言っても彼らは最高のパーティバンドなんですよね。パンクにも様々なアティチュードがあると思うんですけど、彼らの場合は人を楽しませて、それで自分らも楽しむというスタンスを取ってるんだと思います。そして、その楽しませるって姿勢をこれでもかと見せ付けてくれたライブでした。
一曲目にスカのインスト(「Still Smokin'」)をやった後、いきなり名曲「Quest For Herb」ですよ。うわー生のジミー兄貴だよ!とか、この曲のリフって最高にかっこいいなーなんて思ってたら、いきなりジミーが客席まで降りてきて、盛り上げまくりでした。結局半分くらいの曲は下で歌ってたし、客をいじりまくりで、女の子に絡みまくりでした。女の子の名前を聞いて、その名前で歌ったり、客のTシャツのバックプリントに書いてた言葉を歌にしたり*1と、とにかく楽しませるってことに関しては無敵でしたね。AGNOSTIC FRONTの「Gotta Go」をやりだしてテンションが上がったら、いきなり演奏を止めた後にヴィニー・スティグマに電話するって言い出して携帯で電話しだしたり(結局電話に出ず)、もう一杯いろんなことがあって忘れました。英語でのMCがほぼ分からなかったのが残念でしたが、何でもありな感じが最高に楽しかったです。
曲は「Crucial Bar-B-Q」とか「Sit Home&Rot」、「Ska Song」、「Secret Agent S.K.I.N.」あたりの1st、2ndの名曲も一杯してくれたし、やっぱり「Panty Raid」にはテンションが上がりました。最後のほうではジミーの胴上げにも参加できたし、最高に満足なライブでしたね。願わくば、もうちょっと客が多くて会場が大盛り上がりって感じならもっと楽しかっただろうなーという気がしましたね。まあ、平日にわざわざ松山まで高速を飛ばして行った価値はあったと思います。
それと、帰り際に会場を出たところでギターの人がいて、自分がギターウルフのTシャツを着てたのを見つけて、"wow,guitar wolf!"って反応してくれたんで、"yeah,nice show."って言って握手してもらいました。何かすげー嬉しかったです。



*1:何とかかんとかババーだったような。