KINGS OF LEON/Because Of The Times

BECAUSE OF THE TIMES

BECAUSE OF THE TIMES

ついにすげー「ロックアルバム」を作り上げちゃったなーという印象です。1stアルバムでは強烈なガレージロックを鳴らし、2ndではより精錬されたポップなアルバムを作った彼らが、さらなる進化を遂げたアルバムだと思います。オルタナっぽい曲から、より壮大になった曲まで、何と言うかアメリカのロックを丸ごと飲み込んじゃったイメージですねー。すげー底力を感じます。
まず1曲目の「Knocked Up」からすげーかっこいいんですよね。7分を超す大作なんですが長く感じさせず、これからすごいアルバムが始めるんだってのを感じさせます。続いてPixiesを思い起こすようなイントロから始まる「Charmer」はオルタナっぽさが満載で、シャウトも新鮮だし強烈ですね。その後シングルになった「On Call」をはさみ、メタリックなリフがまたも新鮮な「McFearless」へとなだれ込みます。このあたりの流れはいいっすね。次の「Black Thumbnail」はそんなに好きじゃないんですが、その次の「My Party」からドラマティックな「True Love Way」、レゲエを取り入れた「Ragoo」あたりの流れもいい感じです。そこから後がこってりしすぎてる感があるのが、個人的には難点ですかねー。それぞれの曲はいいんですけど。まあ、全体的にはすげーアルバムだと思います。ギターとかドラムとか、それぞれの音が何かすげーかっこいいっす。
「McFearless」のスタジオセッションと「On Call」のPV。『びーぜぇー』ってのが耳に残りますね。