BEIRUT/GULAG ORKESTAR

年末に差し迫ったこの時期に、こんなに素晴らしいアルバムに出会うとは思ってませんでした。こんなにも心を揺さぶられる音楽に出会ったのは久しぶりですねー。何と言うか、叙情的というか。サウンド的な説明がちょっと難しいんですが、東欧風で、民族的で、ジプシーミュージック。木枯らしの舞う冬のイメージって感じでしょうか。トランペットとかアコーディオンの音が印象に残るんですが、それにも増して、幾層にも重ねられたボーカルがさらに印象的です。胸に響きます。試聴はここで。
よく分かりませんけど、昔RADIOHEADにハマリだしたころ、あのヒリヒリした空気感にシビレたを思い出しました。｢Lucky｣とかやや通じるものがあるのかもしれませんねー。アルバムを通してほんとにどの曲もいいんですけど、M3｢Brandenburg｣、M4｢Postcards From Italy｣、M5｢Mount Wroclai｣、M7｢Scenic World｣、M11｢After the Curtain｣あたりが今のところ特に気にいってます。
ちなみに5曲が入ったEPが付いたヴァージョンを買ったんですが、このEPの曲も間違いなくいいんで、この盤をおすすめします。M2｢My Family's Role〜｣なんかインストなのにかなり心が躍るし、アルバムとのヴァージョン違いのM3｢Scenic World｣もいい感じです。ネットで買うならHMVが安いですかね。
とにかく、すげーいいです。