BADLY DRAWN BOY/BORN IN THE U.K.

Born in the UK
待望の新作。DVD付きの限定盤を買っちゃいました。革仕様で、パスポート風の作りになってます。内容の方の個人的な感想は、悪くは無いんですけど、そんなに良くはないかなーって印象です。気になる点として、ボーカルがこもった音で録られてるんですよねー。正直、もうちょっとすっきりした音の方が好きです。もう一つに、メロディにあんまり抑揚が無くなってて、地味渋化してる印象なんですよね。あれ、サビは?って感じで終わっちゃう曲が多くて、ちょっと物足りない感があります。まあ、メロディ自体はいいんで聴けるんですけども。1stアルバムとか『About A Boy』のころのキラキラしたメロディがやっぱり好きなんで、やはり、もうちょっとポップな曲を作って欲しいですねー。
という感じで、けっこう否定的な印象ばかり持ってたんですが、付属のDVDを見るとやや気持ちが変わってきました。「Born In The U.K.」と「The Time Of Times」の弾き語りが入ってるんですけど、すげーいいんですよね。CDよりも全然いい曲に聞こえるし、特に後者は必見ですね。ということは結局、アルバムの編集とかミックスが気に入らないってことなんだと思います。次作は是非アンディー・ヴォーテルか、再びトム・ロスロックのプロデュースで作ってくれれば嬉しいすね。
ちなみにDVDの内容は、アルバム制作中のドキュメンタリー(字幕なし、残念ながらインタビュー内容はほとんど分からず)と、前述2曲の弾き語り、「Journey From A To B」と「Welcome To〜」のリハーサル、「Born In The U.K.」のPVです。アマゾンではすげー割高ですけども、HMVではマルチバイで2000円くらいで買えるんでお得です。
あ、それと「One Last Dance」の最後のコーラスは、普通に歌詞を間違ったのかなって思いますよね。わざわざIとYouを入れ替えなくても良かったんじゃないかと思ったりしました。