BEN KWELLER/BEN KWELLER

Ben Kweller
個人的にかなり待望のニュー・アルバム。とりあえず間違いなくいいですよってくらい、信頼できる好きなアーティストになりつつあります。彼の描くメロディってほんとにいいんですよねー。今作もグッドメロディが満載のいい作品だと思います。前作の『On My Way』ではかなりロック寄りの音と歌い方だったんですが、この作品ではよりポップさを前面に出してるようで、1曲目の「Run」からミドルテンポのポップソングが続きます。でまた、どの曲もいいんですよねー。一度聴いただけで、もう鼻歌で歌えちゃうような、そんな感じです。最初に聴いた時は、前作の延長のイメージで聴いてて、ちょっとロック風味が足りないんじゃないかって、物足りなさを感じたのも事実なんですが、聴いてるうちに、これはこれで正解だなーと思いました。前作よりも味のあるアルバムになってると思います。
しいてマイナスポイントを挙げるとすれば、「Thirteen」の間奏時のハーモニカ(?)が虎舞竜の「ロード」みたいでやや萎えるのと、ラストの「This is War」はメロディとか音が大げさでイマイチかなーってとこですかね。それにしても、全ての楽器を彼一人で演奏してるようで、ほんとに多才だなーと思います。まさしくポップ職人って感じですよね。全面支持。