BRITISH SEA POWER / VALHALLA DANCEHALL

Valhalla Dancehall

Valhalla Dancehall

 けっこう前に買ったのにそんなに聴きこめてないんですが。彼らの作るメロディってのは何故か無性に琴線に触れて、やっぱり新作が出たら買っちゃうんですよね。前作も同じ感じで買って、結局そんなに聴かなかったんですけど、これを機に聴き返すとやっぱりいいなーと再確認しました。彼らのアルバムは流行りに流されず、普遍的な良さがありますよね。
 ってまぁ、そういうのは置いといて、今作では比較的ポップな曲が多い印象ですが、初期のギターロックぽい曲もありつつ、最近のアルバムの特徴であるポップでドリーミーな曲もあって、これまでの彼らのアルバムの集大成的な面もあるのかなと思ったりしました。「Who's In Control?」や「We Are Sound」、シングルの「Living Is So Easy」、「Observe The Skies」あたりはかなりポップでいい感じです。「Georgie Ray」のようなバラードもいい味を出してるし、11分を超える「Once More Now」もジワジワと沁みてきていいすね。いいアルバムだと思います。




BADLY DRAWN BOY / It's What I'm Thinking

It's What I'm Thinking: Photographing Sn

It's What I'm Thinking: Photographing Sn

 去年発売されてたことを知って、スルーしようかなとも思ったんですが、YouTubeで「Too Many Miracles」を聴いてやっぱり買っちゃいました。最近はやたら地味渋化してた感じがありますが、今回のアルバムはこの曲のようなドリーミーな曲も収録されてて、少しは起死回生と言ったところでしょうかね。
 この曲以外でも、「The Order Of Things」や「I Saw You Walk Away」あたりはかなりいい感じです。「What Tomorrow Brings」もいい曲ですよね。アレンジもストリングスを多用してて、統一感のあるドリーミーなつくりになってます。まぁ、メロディのキラキラ具合は初期には及びませんけども。あの頃のあの感じは特別だったのかなとか思っちゃいますよね。あの頃のキラキラしたアルバムをもう1回聴きたいところですが。
 ただ、個人的には『One Plus One』より後に出たアルバムでは1番いいんじゃないかと思います。ちなみに今の段階での自分内評価は『About A Boy』>『The Hour Of Bewilderbeast』≧『One Plus One Is One』>『How Did I Get Here』≧『Have You Fed The Fish?』>『It's What I'm Thinking』>『Born in The U.K.』=『Is There Nothing We Could Do?』という感じですかね。