レッツ・ロック・アゲイン

レッツ・ロック・アゲイン! [DVD]
ジョー・ストラマー。僕が世界で一番憧れてる人物です。清志郎とか、ヒロトとか、ビリー・ジョーとか、中田英寿とか、カズとか、原辰徳とか、他にもたくさん尊敬したり、憧れてる人はいますけど彼を超える人なんて存在しません。それ程に大好きな人です。そんな彼の、死ぬ直前まで行われてたツアーのドキュメントです。
メスカレロスでのツアーをドキュメントとして撮影してたんだと思われますが、彼の急死により、結果的にこの作品が彼への追悼の作品になったようです。内容としては、ライブよりもインタビューとか舞台裏の映像がメインとなってて、フジのキャンプサイトらしい映像が映ってたり、世界中のファンと握手したり話したりするシーンがフンダンに盛り込まれています。また、自らラジオ局に行ってアピールしたり、街角でライブの告知をしてる映像もあって驚きましたね。もちろんライブ映像も収録されてて、曲はメスカレロスのセカンドの曲が中心になってますけど、「London's Burning」とか「Rudie Can't Fail」などのクラッシュ時代の曲から、「Blitzkrieg Bop」のカバーなどもあって楽しめます。
ただ、ライブの映像もいいんですが、やっぱりこの作品の見所はジョー・ストラマーという人物への焦点だと思います。ほんとに人柄の良さが大きくフィーチャーされてて、ますます尊敬の念が強くなりましたね。「意見(=偏見)なんて何の意味も成さない。それのせいで実際に目にしてるものを狭くしてるんだ」って発言が胸に残りました。ほんとに生きてるうちに会いたかったです。最大限のリスペクトです。
ちなみに、メスカレロスのアルバムもけっこういいんですよねー。個人的には一番ポップな『ストリーコア』が好きです。ぜひ一聴して欲しい作品ですね。
ストリートコア