RED HOT CHILI PEPPERS/STADIUM ARCADIUM

買ってから3週間くらい経って、それなりに繰り返し聴いてきての感想は、自分に正直に言うとやっぱりあんまり好きじゃないですねー。悪くはないと思うんですけど、単純にテンションが上がりません。果たして2枚組にまでしてこんなに曲数が必要だったのかなとか思っちゃって、聴いてるときにこの曲いらんのちゃうかっていう曲が次々出て来て、結局10曲くらいのコンパクトなアルバムだったら良かったのに、っていうのが今の心情です。
1枚目は｢HUMP DE PUMP｣まではけっこう気に入ってて、特に｢CHARLIE｣は好きですね。ただその後の後半がちょっと印象に薄くて、｢SLOW CHEETAH｣とか｢HEY｣なんかはいい曲だとは思うんですけど、何かあんまり好きになれません。後半では｢WARLOCKS｣がけっこう好きなくらいで、あとは微妙です。
2枚目もそんなに印象は変わらなくて、頭から｢21ST CENTURY｣までと、｢MAKE YOU FELL BETTER｣と｢SO MUCH I｣くらいが好きなくらいで、あとは微妙な感じですね。まあ嫌いってほどではないんで、さらに聴いてたらもうちょっと気に入ることはあると思いますけど。2枚目の中では｢TELL ME BABY｣が一番好きで、今のところは今回のアルバムではこの曲が一番気に入ってますね。
全体を通してのイメージは、前作にも増して彼ら独特のファンキーなんだけど渋みがあって、そのくせでポップであるっていういい部分が薄れていってる気がしました。バラードにしても前までは粘りっ気があったというか味があったと思うんですけど、どんどん薄味になっちゃって面白みが無くなってる気がするんですけどねー。どうなんでしょうか。ギターサウンドやリフにしても｢DANI CALIFORNIA｣が顕著で、後半のギターソロはどう考えても過剰な気がするし、サビの終わりのイエー、イエーってとこのような大味なリフは今まで無かった気がするんですよね。このあたりがどうも気に入りません。